タイヤの構造は大きく分けて二種類あり、一方をラジアル構造、もう一方をバイアス構造といいます。
バイアスタイヤの唯一優れる点は、低速度での、悪路走行時のクッション性が高いことで、そのような理由から、バスなどでは未だにバイアスタイヤを使用しているものもあります。
その他、全ての性能において、ラジアルタイヤの方が優れているため、今現在ではほぼ全ての車のタイヤはラジアルタイヤです。
☆ラジアル構造☆
「ラジアル構造」は、カーカスがタイヤの中心から放射状(RADIAL)に配置されています。それをベルトで締め付けています。ラジアル構造のタイヤをラジアルタイヤと呼びます。ラジアルタイヤには進行方向に対して90度の角度でワイヤーが配置されています。この配置は、バイアスタイヤに比べて転がり抵抗が小さく、より良い燃費を得られるのです。また、サイドウォール部があまり膨らまないため、比較的きれいなサイドウォールのデザインが可能です。
この90度に配置されたワイヤーは、サイドウォール部分でスプリングのような働きをするため、柔軟性や乗り心地を確保できるだけでなく、トレッド面の変形を抑えて走行安定性やトラクションの確保をしてくれます。しかし、サイドウォール部分はバイアスタイヤ比で強度に劣る面があり、オフロード走行などでサイドウォール面までつぶして使うような面ではデメリットにもなります。旧車の場合は、乗り心地が悪くなることがあるため、バイアスタイヤを用いるケースもあります。
メリット
- 操縦性、安定性に優れる
- 発熱が少ない
- 転がり抵抗が少なく燃費性に優れる
- 耐摩耗性に優れる
- スリップが少なく、けん引力が大きい
- 高速での乗り心地が良い
☆バイアス構造☆
「バイアス構造」は、カーカスを斜め(BIAS)に配置しているので、1枚では、ねじれてしまいます。それを防ぐため、逆方向に複数重ねています。それをブレーカーで締め付けています。バイアス構造のタイヤをバイアスタイヤと呼びます。バイアスタイヤワイヤーを左右からV字型に配置していく方式です。ワイヤーをV字型に配置していくという点から、構造が複雑に思われがちですが、実は製造工程が非常に単純であり、製品価格を抑えることが可能です。
またタイヤ全体が柔軟性を備えており、リーフサスペンションなどの車種でも比較的良い乗り心地を実現します。外部からの衝撃に対する強度は非常に高いタイヤです。しかし、その分転がり抵抗が大きく、トラクション性能や燃費と言う面では非常にデメリットがあります。また、この欠点が高速域に行けば行くほど顕著になる事から、現在の乗用車ではほとんどがラジアルタイヤを使用しています。
メリット
- 低速、悪路走行での乗り心地が良い
☆現代におけるバイアスタイヤの用途☆
しかし、バイアスタイヤですが、20tクラスの大型車や、航空機など特殊用途になればなるほどバイアスタイヤのメリットが生きてくるため、現在においても採用されています。
ワイヤーが出るよりももっと前にタイヤを履き替えましょう。
自社サイト・・・https://fyparts.jp/shop/
Amazon・・・https://www.amazon.co.jp/s?i=merchant-items&me=A3FGV36XJ2Z2R5
メルカリ・・・https://mercari-shops.com/shops/LwpXt76dxjoZrzM2c2EzjE
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
FYパーツ
《住所》広島県福山市千代田町1丁目8-30
《電話番号》084-983-3828
《メールアドレス》info@fyparts.jp
ご質問等お気軽にご連絡下さい(^^♪
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆