トラックタイヤには、『縦溝』と『ミックス溝』と、いう溝があるのをご存知ですか?
この2つは、同じトラックタイヤでも性能や見た目がまるで異なります。
今日はトラックタイヤの溝についてお話します('ω')☆
★縦溝タイヤ
縦溝のタイヤはこちらの写真のように大きな溝が進行方向に対して縦に入っているものを指します。
呼び方は他にも「リブ(rib)」や「縦ヤマ」ということもあります。
縦溝タイヤのメリット
- 排水性が良い
- 偏摩耗しづらい
- 走行音が静か(乗り心地が良い)
- よく転がる(燃費が良い)
縦溝タイヤのデメリット
- 悪路は苦手(ぬかるみや泥道など)
- 雪や氷の上は走れない
適している利用用途
- 市街地を走行することが多い車
- 高速道路を走行することが多い車
- 偏摩耗が激しい車のフロントタイヤとして
縦溝タイヤの特徴
上にまとめたように通常使用するのであればタテ溝タイヤは非常に使い勝手の良いタイヤです。ブロック状のミックスタイヤと比べて走行時の抵抗が少ないので燃費もよく走行音も比較的静かです。
市街地を走ることが多くストップ&ゴーが多い車や、高速道路を使って長距離走行する車でしたら迷わずこれを選ぶと良いでしょう。
また、雨の日のような路面が濡れている状況でも縦の溝が水を効率よく排水してくれます。そのため雨の日のグリップも期待ができます。ただし、悪路や浅雪の路面でのグリップ性能は確保していません。建設現場などで泥道を走る場合はミックスタイヤやリブラグタイヤを装着することをおすすめします。
雪の日や朝晩に路面が凍結する道路ではスリップする可能性が非常に高いので、決してタテ溝のタイヤでは走行しないで下さい。
★ミックス溝タイヤ
なぜ「ミックス」と呼ぶかというと、縦・横・斜めの溝が混ざり合うように配置されているからです。
縦溝タイプのタイヤと横溝タイプのタイヤのミックスという意味でもあります。
四方八方に主溝があるタイヤをミックスタイヤといいます。上の写真はブリヂストンの4トン車向けミックスタイヤです。
ミックス溝タイヤのメリット
- 踏ん張りが利く
- 悪路での走破性も高い
- 浅雪くらいならそのまま走れる
ミックス溝タイヤのデメリット
- 偏摩耗しやすい(特にフロント)
- タテ溝タイヤに比べて燃費が悪い
- タテ溝タイヤに比べて走行音が大きい
- 深い雪や凍った路面は走れない
適している利用用途
- 市街地、高速道路、悪路など、同じ車でさまざまな道路を走る場合
- 北から南まで広い地域を走行する車
- 荷物が思いなど踏ん張りが必要な車
ミックス溝タイヤの特徴
上記のようにミックスタイヤはかなりオールラウンダーなタイヤで、縦溝タイヤと横溝タイヤのいいとこどりのようなイメージです。様々な地域を同じ車で走行するなど、タイヤの種類を絞れない場合には選びやすいタイヤでしょう。
ミックスタイヤにはサイド部に「M+S」(マッド&スノー)やSNOWの表示があります。これはぬかるんだ場所や雪の上でも走行ができる、ということを示しています。その意味でも走破性の高さがわかるかと思います。
ただし、これはスタッドレスタイヤの性質とは全く異なります。スタッドレスタイヤのように雪が降り積もったりアイスバーンになったりするような場所は走ることができませんのでご注意ください。
あくまで「ちょっとした雪」程度のものだと思ったほうが良いでしょう。
良いところが多いミックスタイヤにも弱点があります。それが偏摩耗です。特にフロントに装着した場合にその症状がよく現れます。
ハンドルを切ったり、ストップ・アンド・ゴーを繰り返すとタテ溝タイヤに比べても偏摩耗が強く発生します。
タイヤの寿命を伸ばし無駄なく長く使うには、こまめなローテーションと空気圧管理をすることが必要になってきます。
いかがでしたか?
車の使い方に合わせ最も適したタイヤ装着すればその性能を最大限に引き出せます!!
わからない場合はタイヤショップなどで聞いてみると詳しく教えてもらえますよ♪
正しいタイヤで安全で快適に使いましょう(*´ω`*)★
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