タイヤには走らせる向きや装着時の裏と表が決まっているものがあります。それが方向性つきタイヤ(ユニディレクショナルパターンタイヤ)と非対称タイヤと呼ばれるタイヤです。
☆方向性タイヤ☆
方向性つきタイヤは、回転方向が決まっています。方向性つきタイヤの場合は、タイヤの回転方向を車の走る向きに合わせて装着する必要があります。タイヤサイド部に必ず「ROTATION」という文字と回転方向を示す矢印が入っています。
タイヤには裏と表がありますが(見た目で区別はつけ難いです)、このタイプのタイヤの場合は、片側は表が外向きに、反対側は裏が外向きに、装着されることになります。
左の絵は方向性つきタイヤの例ですが、車を正面から見たときに、タイヤが左の絵と同じ向きになれば大丈夫です。
方向性つき非対称のタイヤの場合では、右用タイヤと左用タイヤがあります。右には当然右用タイヤ、左に左用タイヤを使ってください。右と左で形が違うタイヤになっているはずです。
左の絵が非対称方向性パタンの例です。
タイヤに右用と左用があるのは、この「方向性つき非対称パタン」のみです。
基本的に方向性タイヤは、メーカーの指定する回転方向で装着することで、タイヤが持つパフォーマンスを最大限に発揮できるように設計されています。そのため、回転方向とは逆向きに装着すると、グリップ力、コーナーリング性能、制動性能、排水性能(ウエットグリップ性能)など、総合的にパフォーマンスは低下します。必ず、メーカーの指定する回転方向の向きにタイヤを装着するようにしてください。また、タイヤをローテーションする際も回転方向を守り、前後で入れ替えるようにしましょう。
☆非対称タイヤ☆
非対称タイヤは、裏と表が決まっています。非対称タイヤの場合は、必ずタイヤの表を外側に向けて装着します。そのため、車の右と左で溝の形が逆向きになって変な感じになってしまいますが、それで大丈夫です。性能は問題ないようにちゃんと作ってあります。
左の絵は非対称パタンの例です。右と左でタイヤが逆回転するという不思議なタイヤです。
非対称タイヤの利点としては、内側と外側のゴム質や溝のパターンを変えることで、まっすぐな直進時には柔らかめの内側部分で快適性と制動性能を持たせ、カーブなどコーナリング時には硬めの外側部分でグリップ力を高めるなど、車の走る細かな状況に合わせてタイヤの運動性能を最大限に高める事が可能なところです。
方向を逆につけてしまうと性能は確実に低下し、はっきりと違和感を感じます。路面のデコボコや段差で突き上げる感覚が強くなり、コーナリングではふらつき具合が酷くなります。インアウトが指定されているタイヤは必ず指定通りに装着しましょう。
☆点対称タイヤ☆
点対称パターンは180度回転させてもパターンが変わらないため、車両の右側でも左側でも、または裏組みでも使用可能なタイヤになっています。左の絵が、一般的なタイヤパターンの例です。
乗っているだけなら気づきませんが、タイヤの溝一つで、ずいぶんと難しい話があるものですね。タイヤの方向を間違えるだけで、そのタイヤの性能がぐんっと下がってしまいます。整備士さん達はプロなので間違えることは少ないと思いますが、たまに間違えて装着されたという話も聞きます。自分がタイヤの事を理解しておけば、間違えて装着されても大事になる前に気が付きますよね!(^^)!
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