ガルウィングを勘違いしていませんか?
般的な車に採用されているのは、車体左右の外側に向かって開くドアやスライド式のドアですが、それ以外の方向に開く個性的なドアがいくつかあります。最も有名なものは、車体上部に向かって開く「ガルウィング」でしょう。
しかし、ガルウィング以外にも上に向かって開くドアがあり、それらのドアの名前はガルウィングほどポピュラーではありません。例えば、ランボルギーニは「シザードア(シザーズドア)」、フェラーリは「バタフライドア」というのが正式な名称です。
5種類の「上がるドア」を例に挙げ、違いや特徴を紹介します。
★シザードア
「シザー(ハサミ)のようなドア」ということで、ドアがハサミのように縦に開く構造となっています。ドアを開放した時に正面から見ると、バンザイしたような形になります。「シザーズドア」とも呼ばれます。
シザードアはカウンタックやムルシエラゴ、アヴェンタドールなど、ランボルギーニの有名モデルに採用されているため知名度も高いがゆえに、ガルウィングとよく混同されがちです。
実際の乗り降りは不便との声も聞かれますが、高級車らしい派手さが魅力的です。
★ラプタードア
ドアが外側前方に移動しつつ、縦に向きを回転するタイプです。「ラプター」は猛禽類という意味で、ハヤブサやワシなどの鳥の翼を連想させるため、その名がつけられました。「ラプタードア」は通称で、正式名称は「DIHEDRAL SYNCHRO-HELIX ACTUATION DOOR」です。
スーパーカーならぬハイパーカーを手がけるケーニグセグが採用しているドアで、なかなか街中ではお目にかかれないでしょう。開口部がシザードアより大きいため、乗り降りはかなり楽そうです。
★ガルウィング
前述した通り「カモメの翼」の意味の通り、ドアを開けた姿が翼を広げたカモメに似ている所から名前がついたドアです。個性的なスタイルですが、実はレーシングカー向けの効率的な設計となっています。
レーシングカーは車体剛性を確保するため、サイドシル(ドア下に位置する敷居部分)を太く設計する場合があります。また、走行性能を高めるために車高も低くするケースが多いです。その場合、横開きドアよりも真上に開くドアの方が乗り降りがしやすいのです。
ガルウィングが世界で初めて採用された車は1954年式メルセデス・ベンツ 300SLです。そのほか、ガルウィングで有名な車は映画 バック・トゥー・ザ・フューチャーの「デロリアン DMC-12」でしょう。最近では、スーパーカーの「パガーニ ウアイラ」や、最新EV「テスラ モデルX」にも採用されています。
★バタフライドア
「バタフライドア」はドアが外側斜め前方に持ち上がり、内面が下向きに開くタイプです。シザードアと混同されがちですが、前から見るとドア側面が蝶の羽のような形に見えます。近年ではラ フェラーリにバタフライドアが採用されています。
シザードアをランボルギーニが採用しているのに対し、バタフライドアはフェラーリが採用しています。そのほかのメーカーでは、マクラーレンやメルセデス・ベンツなど。
BMWのEVスポーツ「i8」もバタフライドアを採用しています。日本車ではトヨタ セラが有名です。
★キャノピードア
車の上半分が「パッカーン!」と持ち上がるタイプです。あまりにド派手な開閉をするので、もはやドアと呼ぶべきなのか疑う程の豪快さ。天井を含め大きく開放されますが、足元は開かないので乗り降りは多少難しそうではあります。
ガルウィング以外にも個性的なドアがあることをおわかりいただけたでしょうか。ドアタイプによっては、採用しているメーカーが限定される場合もありますので、メーカーやブランドを結びつけて観察してみると面白いかもしれません。
最近の自動車メーカーの傾向としては、バタフライドアが人気のようです。最新モデルやコンセプトカーが発表されたら、ぜひドアにも注目してみてください。
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