フラットタイヤとは?
ランフラットタイヤとは、タイヤの空気圧が失われても所定のスピードで一定距離を安全に走行できるタイヤのことです。具体的にはISO規格で、空気圧0kPa時に指定の条件を満たした室内ドラム試験において「速度80km/hで80kmの距離」を走行可能なタイヤとされています。
要は、タイヤが道でパンクしてしまっても安全に運転できるということです!パンクしても走れるなんてとても魅力的なタイヤですよね。しかし、その分注意点も多々あります。
パンクしたランフラットタイヤは、再利用が不可能です。普通のタイヤはパンクしたらパンク修理で直すこともできます。しかしランフラットタイヤは不可能です。空気が抜けた状態で使用したランフラットタイヤは、サイドウォールの補強されたゴムが劣化している可能性があるためです。
さらにランフラットタイヤは、タイヤ空気圧警報装置が装着されている車に使用することが前提となっています。タイヤ空気圧警報装置がないと、タイヤがパンクして空気圧がゼロになっても気がつかずに走り続けてしまう可能性があります・・・。その為、タイヤ空気圧警報装置が装着されている車にしか使用できません。
デメリット多いな・・・、そう思われた方もいると思います。確かにデメリットもありますが、それ以上に魅力的なメリットも多いんです!
ランフラットタイヤのメリット
まず、最初に書いた【パンクしても所定のスピードで一定距離走れる】ということです。これはとてもいいですよね。
ランフラットタイヤを使用している車はスペアタイヤが不要になります。そのことから様々なメリットが生まれてきます。省資源化、軽量化、低燃費化などの環境性能の向上に加え、スペアタイヤがない事で荷台により多くの荷物を乗せることが出来ます。荷台スペースが少ないスポーツカーには最適なタイヤかもしれませんね(*´ω`*)
空気圧点検はしっかりしましょう!
ランフラットタイヤで気を付けたいのは空気圧の管理です。空気圧に関しては通常のタイヤよりもややデリケートと言えます。ランフラットタイヤはパンクしても80~100kmほど走行できることを売りにしていますが、普段適正な空気圧で走行していないと、万が一の時に、その保険となる距離が走れない可能性があるのです。
最後に
ランフラットタイヤいかがだったでしょうか?
パンクしても走れるタイヤってすごいですよね!気になった方は是非体験してみて下さい(*'▽')