車のホイールには4穴や5穴・・・といったボルト穴数が違いますよね。
どうして違うのか、多い方が性能がいいのではないか、など今日はご説明していきます(^^♪
ホイールには多大な力が掛かるので剛性が大切
ホイールはタイヤと同じく丸い形状で出来ており、普通に回転しているだけにも見えます。ある程度しっかりと製造されていれば、問題ないと思われがちですがそれは大間違いなんです。亀裂や破損までいかなくても、コーナーで湾曲したり、しなったりして、ドライバビリティにもじつは関係している重要なポイントと言ってもいいです。
車両総重量の違いに左右される
乗用車には4穴と5穴がありますが、16インチ以上のホイールは5穴の方が主流となっております。こうしたホイールのボルト穴数は何で決まるかというと、車両総重量の違いによって決められています。
これは物理的な問題で、ボルト穴の数=ハブボルトの数に比例して、支えられる荷重が増えるためです。車体が大きく重たい車で、タイヤ・ホイールのサイズが大きい車は、ハブボルトを増やす必要があります。ハイエースが6穴だったり、大型トラックが8穴・10穴になるのはそのためです。
例外の マツダ ロードスター
新型のロードスターは例外となっており、4穴のホイールとなっております。マツダに聞くと「軽量化のため」というが、別に丸々1本のボルト分増えるわけでもなく、簡単に言ってしまえば、ナットと少しのスタットボルト分程度が増えるだけなので、それほど軽量化できると思えないですが・・・。
回転部分は慣性が働くから、という理由もありえますが、これもまた回転の中心に近いので、軽くしてもそれほど大きな意味や効果はないです。そうなると、結局はコストかと思ってしまいます・・・。
また、レースでは逆に1穴タイプであるセンターロックが多いのを知っていましたか?巨大なナットひとつで止めるというタイプです。これなら中心部分をガツンと止めるので、高剛性が確保できるというのは、見た目からもわかるほどです。レーシングカーはタイヤ交換を出来るだけ早く行わなければなりません。その為にナットが1つになったそうです。
タイヤ交換が早くなってナットも1つでいいなら、一般車もこれでいいのでは?と思われる方もいると思います。しかし、一般車では 剛性もそこまで必要としていないためそうする必要はありません。もし採用するにしても、ハブの設計から改めないといけないし、巨大なナットを回すための工具を広く普及させないと、「ウチではこれ外せないんですよ」なんていう修理工場も出てくる可能性もあったりするなど、障害も多くなります。その為、一般車はナットやボルトで十分なのです。
4穴より5穴の方が性能がいいの?
日産GT-Rのようなハイパフォーマンスカーが5穴ホイールで、軽自動車が4穴だったりすると、ボルト穴数が多い方が高性能というイメージになるかもしれませんが、先ほど記載したようにボルト穴数は強度の問題です。
アフターパーツのホイールは5穴の種類が豊富にあるので、5穴の方が選びやすく、そのためPCDチェンジャーやPCD変換スペーサー、あるいはハブごと交換などで4穴を5穴に改造する例もありますが、性能的なメリットは期待できないのが現実です。
自動車メーカーが、車重やパフォーマンスから強度を十分検討し、4穴あるいは5穴でOKと判断して、ボルト穴数は決まっていますので、性能的にどちらが優れている、といったことは考える必要はないんです
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