タイヤは、車と路面の唯一の接点となる重要なパーツです。ゴムの弾力性と空気の収縮性により路面からのショックを緩和し、路面との摩擦力により車の「走る」「止まる」「曲がる」といった基本性能をつかさどる役割を果たします。正しい選び方を知ることで、より安全で経済的な充実のカーライフを送りましょう(^^♪
選び方のポイント
タイヤ選びで必ず押さえておきたいポイント「サイズなどのスペック確認方法」と「タイヤのタイプ」についてを解説します。
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タイヤサイズを確認
サイドウォールと呼ばれる側面部分にタイヤのメーカー名や製品名、製造番号とともにサイズが表示されています。一般的なユーザーが選ぶ際に重要となるのは、タイヤ幅と偏平率、そしてホイールサイズの3つといえるでしょう。ラジアル構造を示す「R」や荷重指数、速度記号などは、一般的な乗用車ではあまり気にする必要はありません。
タイヤに求める性能を決める
最近のタイヤは総合的な性能が高くなっています。たとえば低燃費志向のタイヤでもしっかりとしたグリップ性能を備えていたり、スポーツ志向のタイヤでも乗り心地がよくなっていたりしますが、その一方で車の特性やユーザーの志向に対して最適となる性能分布がなされた製品も増えています。愛車の特性に適した性能を特化させたタイヤを選ぶために、タイヤの個性を知っておきましょう。
低燃費(エコタイヤ)
転がり抵抗の少なさを際立たせた低燃費志向タイヤ。ひと昔前までの低燃費タイヤはウェットグリップが低いなどの弱点がありましたが、最新モデルは燃費以外の性能も満足度の高いレベルにあり、売れ筋のタイヤとなっています。
雨に強い
雨の日に路面とタイヤの間にできる水膜をはじき飛ばしたり、水を効率よく溝にため込んだりするなど、なるべく路面とタイヤを密着させる作用を働かせるのがウェットグリップ性能。スポーツ系と低燃費系タイヤで特に進化が著しく、最新モデルでは驚異的な性能を発揮します。
摩耗に強くて長持ち
一定の柔軟性を維持しながらも摩耗しにくいこと、そして摩耗しても性能の低下が緩やかであることを追求したタイプ。その技術は多くのタイヤに採用されていますが、とりわけ経済性が重視される低燃費タイヤではこのロングライフ性が高くなっています。
静かで快適な乗り心地
最近の車はエンジン性能の向上やハイブリッド車の登場により走行時の静粛性が上がっていますが、その分タイヤを原因とするノイズが気になる傾向にあります。そこで各社とも上級車向けのコンフォートタイヤでは驚異的な静粛性の高さを確保。絶対的な静かさに加え、特に耳障りとなる音質が気になりにくい工夫が凝らされています。
高いグリップ力で走りを楽しめる
スポーツカーなどの高性能車で求められる絶対的なグリップ性能を第一に追求したモデル。いずれのブランドもレースなどのモータースポーツで培われた技術がフィードバックされており、ドライ路面だけでなくウェット性能も高いレベルにあるのが特長です。
パンクしてもしばらく走ることができる
サイドウォールの内側に補強材を入れることで、パンクをしてもタイヤの高さを維持してある程度の走行を可能とする特殊な構造のタイヤ。「ランフラットタイヤ」と呼ばれ、ISO規格で空気圧0kPa時に80km/hの速度で80km走行可能なものと定められています。スペアタイヤが不要となり、車内の空間的なロスを減らすことにも貢献。乗り心地が少し硬くなる傾向が見られます。
雪道を走れて1年中使える(オールシーズンタイヤ)
スタッドレスタイヤほどの本格的な雪上/氷上走行性能は備えていませんが、ある程度は雪上走行に対応できる性能を備えたタイヤです。そのため、多少の積雪に遭遇してもノーマルタイヤのように走行不可能になるリスクは少なくなります。しかし、総合性能がやや落ちることも覚えておきましょう。
スタッドレスタイヤ
冬場の滑り止めにはタイヤチェーンも有効ですが、取り付けがわずらわしく装着後の乗り心地の悪化などがネックになり、スタッドレスタイヤのほうが簡単で安心といえます。最新モデルはほぼノーマルタイヤに近い基本性能を備えながら雪上/氷上性能が高く、万能性の高さに感心させられます。
機能・スペックをチェック
タイヤの性能や個性の細分化は年々進み、分類されるカテゴリも増えています。愛車の性能と自分の志向から最適なタイヤを選ぶために、車とタイヤのタイプを見極めましょう。
詳しいタイヤのタイプをチェック
タイヤにはさまざまなタイプがありますが、車のタイプによって対応するタイヤタイプの分類は異なってきます。車のタイプ別にタイヤタイプの分布を図示しましたので、これを参考に自分の車に対応するタイヤにはどんなタイプがあるのかを把握し、そこから希望のタイヤタイプを選ぶとよいでしょう。
セダン/ワゴン(ハッチバック)・軽自動車・ミニバンの場合
トータルバランスに優れたタイヤが適しています。軽自動車から300馬力級の高出力車まで、性能の幅はかなり広く対応。ミニバン専用などピンポイントでジャンルを絞ったタイヤも人気です。また、大衆車ではタイヤがよくなると車の性能や質感が補える効果も。
プレミアムコンフォート
乗り心地や静粛性を重視しながら、ウエット性能やハンドリング性能も高い次元にあり、大衆車に履かせると車格が上がったかのように感じます。
ハイパフォーマンス
走行性能に加え、それ以外の要素も高めたタイヤ。一部の実用車に設定される、スポーツカー並みの走行性能を発揮するグレードなどに適しています。
スタンダードコンフォート
スタンダードなタイヤよりもワンランク上のコンフォート性を備えたタイヤ。大衆車クラスの車などで乗り心地の向上効果が期待できます。
プレミアムスポーツ
ストリート向けとしては最高レベルのスポーツ性を発揮しながら、コンフォート面でも優れた性能を備える高性能タイヤです。
カジュアルスポーツ
スポーツタイヤとしての性能はトップクラスではありませんが、低価格で耐摩耗性が強く、気兼ねなくスポーツ走行に興じることができます。
スタンダードエコ
燃費性能を最重視したエコタイヤ。昔の製品と異なり、ウエット性能も十分なレベルにあります。エコカーやハイブリッドカーに最適。
エコノミー
経済性を最重視したタイヤです。最近では基本的な性能はしっかりしているので、コンパクトカーに最適です。
エコノミースポーツ
コストパフォーマンスに優れながら、負荷の高いスポーツ走行にも対応。コンフォート性は期待できませんが、低予算で走りを重視する人にオススメ。
SUVの場合
SUV向けのタイヤもかなり多様化が進みました。大別するとオンロード型とオフロード型に分かれますが、基本はオンロードでいざという時はオフロードを走るといった使い方に応えるタイヤもあります。自分の車の走破性能とも照らし合わせながら選ぶのがよいでしょう。
マッドテレーン
泥や砂地などの不整地でもグリップ力を発揮。オフロードに強い半面、アスファルト上でのハンドリングや燃費性能は多少犠牲となります。
オールシーズン
ある程度の積雪路にも対応可能で、通年使用できるタイヤです。ただし、氷上グリップ性能はノーマルタイヤと変わらないことを忘れずに。
ハイウェイテレーン
アスファルトなどのオンロード走行を重視したSUV用タイヤ。泥濘地や雪上路でのグリップはほとんど期待できません。
マッド&スノー
泥濘地と雪上路もある程度は走行可能。タイヤのサイド部分に「M+S」の表示があればマッド&スノータイヤであることを意味します。
ハンドリング
舗装路での走行性能が高いハイパフォーマンスタイヤ。高重量・高荷重・高出力のSUVに合わせたセッティングが施されています。
スポーツの場合
比較的高価格なスポータイヤですが、最近のホイール径大型化傾向に伴いますます高額になっています。それだけに求める性能にぴったりと合うタイヤを選びたいもの。まずサーキットを走るか否か、加えてウエット性能や静粛性が選ぶポイントとなります。また、耐摩耗性の幅も大きく、その見極めも重要です。
リアルスポーツ
基本は一般の舗装路向けながら、サーキット走行時にラップタイムの向上を狙うための性能も重視。燃費や耐摩耗性は二の次となる場合も。
スポーツコンフォート
ラグジュアリーカーに適した静粛性や乗り心地のよさを追求しつつ、ハンドリングやウエット性能も高い次元を追求しています。
プレミアムスポーツ
運動性能に第一のプライオリティを置きながら、サーキットでのラップタイム向上のようなとがった性能よりも上質感を重視しています。
カジュアルスポーツ
軽めにスポーツ性を高めながら、トータルバランスのよさを追求。本格的なスポーツタイヤほどの性能は不要という走り好きの人に選ばれています。
モータースポーツ
モータースポーツ競技で使うことを前提としたタイヤで、耐摩耗性などの日常性は考慮されていないなど、公道で乗るには注意が必要です。
ご自分に合ったタイヤ、お車に合ったタイヤを選んで素敵なカーライフを過ごしましょう!(^^)!
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